ハワイと言えば思い浮かぶものにフラダンスもあります。
日本では一般にフラダンスと言われていますが、
フラはハワイ語で「踊り」のことを言います。
私が初めてフラを見たとき、
フラの歴史や、2つのフラがある事は知りませんでした。
その踊りから、えもいわれぬ優しさや癒しを感じ、
時間を忘れて魅せられてしまいました。
これもハワイアンマジック、”アロハスピリット”のなせる業なのですね。
フラは神との対話や奉納、そして文字を持たないハワイ文化においては
歴史や神話を後世に残す為ための大切な役割を持っていました。
フラはハワイの伝統そのものです。
ハワイ文化が文字を作り出せなかったのではなく、
文字で記録を残すということは、盗まれる危険を伴うと考えられていたとも言われ、
大切な歴史記述は、長いチャント(詠唱)を丸暗記して伝承していったのです。
それがハワイの伝統打楽器のリズムに合わせてチャントされ、
そのチャントの内容が踊りで表現されるようになったのがフラの始まりです。
フラの手や体の動き、目線などの動作のひとつひとつに
メッセージが込められており、身にまとう衣装やレイ(首飾り)、
使われる楽器や道具にも意味があります。
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| ”迫害の時代を乗り越えた伝統フラ” |
〜 歴史や神話を語る”古代フラ「カヒコ)” 〜
伝統の古典スタイルは『カヒコ』といい、
レイやレイ・ポオ(頭飾り)などを身に着け、
パウ(ティーという緑の葉で作ったスカート)などのコスチュームを着て
ハワイの伝統打楽器にのせて踊ります。
ところが、1800年初頭、
ハワイに移住してきた宣教師たちは、半裸状態で踊るフラを
「野蛮な踊り」とし、敬遠し始めます。
カメハメハT世の没後、カメハメハU世(T世の息子)と共に
ハワイを統治していた摂政カアマヌ女王(T世の妻)は
西洋文化とキリスト教を深く受け入れ、公の場でのフラを禁じてしまいます。
その一方では、ハワイの伝統を守り抜こうとする人々によって
密かに隠れた世界で受け継がれていきます。
これが『カヒコ』の源流です。
カヒコ (kahiko) ・・・ 古い ・ 原初の ・ 遥か昔の
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〜 愛・慈しみ・美・感謝・優しさ・
ハワイのライフスタイルを語る”現代フラ「アウアナ」”〜
1874年〜7代目王朝カラカウア王によるハワイアン・ルネッサンス
カラカウア王はハワイ伝統文化の復興を呼びかけ、禁止されていたフラと
サーフィンを復興させました。
カラカウア王は「メリー・モナーク(陽気な王様)」と呼ばれ、民衆から広く愛されました。
現在、フラ最大の祭典とされ毎年4月にハワイ島で行われる
「メリー・モナーク・フラ・フェスティバル」はカラカウア王を讃えるお祭りでもあるのです。
こうして現代フラ『アウアナ』が生まれました。
西洋文化を取り入れ、ウクレレやギター、ピアノなどと共にメロディーのある音楽で、
女性はムウムウと呼ばれるドレスや、ホロクーと呼ばれる裾を引きずるドレスなどを
着て踊る現代フラ『アウアナ』。
アウアナ (’auana/’auwana) ・・・ 解き放たれた
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その後、アメリカ合衆国となっていく歴史の中で再び忘れかけられたフラですが、
1970年代、民衆によるハワイアン・ルネッサンスにより
フラは世界中にメッセージを発信し、フラを楽しむ人口が勢いよく増え続けています。
フラに触れて心に優しさや幸せを感じたら
「Hana hou!(ハナホウ)」と叫ぶのが習慣だそうです。
ハワイ語で「アンコール!」と・・・。
ハワイの癒しのルーツを紐解いていくと ”伝統を守り抜く” 精神の強さを感じます。
ハワイの人々に一貫してあり続けるアロハスピリット。
戦後、急速に経済成長をしてきた日本でも今、ルネッサンスが必要な気がします。
(2007’記)
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